毛の成長サイクルを知らずに損した永久脱毛処理

レーザー脱毛などの永久脱毛を考えている人の多くが、毛の成長サイクルについて詳しくないようです。

そのため、永久脱毛をする期間や処理回数などについての理解が十分ではありません。

「夏の水着シーズンに向かって永久脱毛をしたい」

このように考えているのなら、ムダ毛がなくなって欲しい時期から逆算して、永久脱毛を開始する時期を考えると効率的なのです。

毛の成長サイクルと永久脱毛

それでは、毛の成長サイクル永久脱毛を考える場合に、どのようなことがポイントになるのでしょうか。

ここでは、毛の成長サイクルがどのようなものであるかを確認しておきましょう。

  • 成長期の毛
  • 退行期の毛
  • 休止期の毛

毛には、ここでご紹介したように、3段階の時期があります。

まずは、「成長期の毛」ですが、皆さんに皮膚から出ている毛は、成長期の毛と退行期の毛に分類されます。成長期の毛は文字通り、毛球の細胞が活発に分裂を繰り返している成長している毛のことを表しています。

退行期の毛」は、毛球細胞の分裂が止まり、毛の成長が止まった状態です。そのため、もうこれ以上伸びることがない毛のことを、退行期の毛と言うことができます。

最後に、「休止期の毛」についてです。

この「休止期の毛」は、あなたの皮膚から自然に抜け落ちている毛のことを表しています。一旦毛が抜け落ちると、しばらくは休止しますが、その後毛球の細胞分裂が改めて開始され、「成長期の毛」へと移行していくのです。

これらの毛の成長サイクルをしっかり理解しておくと、脱毛処理したのに、すぐに毛が生えてきたとしても慌てることはありません。

皮膚の表面に出ている成長期や退行期の毛を脱毛処理しても、今まで休止していた毛根から新たな毛が伸びてきて、脱毛処理したばかりなのに、毛がすぐに生えてきたように感じてしまうのです。

しかし、これは脱毛処理した毛とは違う毛根から出てきている毛であることをしっかり理解しておくことが必要です。

レーザーなどにより、毛球が細胞分裂をしないように細胞を壊す脱毛処理をしなければ、何度でも毛が生えてくることになるのです。

一般的な自分で行なう「毛抜き」などによるムダ毛処理では、細胞を壊すことができないため、永久脱毛にはなりません。

たとえば、レーザー脱毛は、黒い色に反応して、脱毛処理をしています。

そのため、現在成長期になっている毛と退行期になっている毛に反応して、脱毛処理をすることができますが、休止期の毛や産毛の脱毛処理をすることはできません。

脱毛処理をしたい場所の腕や足のすべての毛根を壊すためには、休止期の毛が成長期になり、レーザーが十分に黒い色に反応できるまで待たなくてはならないのです。

このような過程によって、脱毛処理を行なうため、永久脱毛には、期間と複数回の脱毛処理が必要になるのです。

毛の濃さという個人的な要因にも影響されますが、レーザー脱毛では6ヶ月以上の間、1ヶ月から2ヶ月ごとに5回以上は脱毛処理するのが一般的です。

レーザー脱毛も、エステや医療機関によって、レーザーの出力が異なったり、タイプが違ったりということがあるため、それぞれの脱毛処理を専門としている会社や医療機関のホームページなどの「質問と回答」のコーナーなどで、個別の状況(期間や費用)を確認することをお勧めします。

スベスベな肌を目指して永久脱毛

いつまでも、自分で行なうムダ毛処理に悩まされないためにも、永久脱毛についてもっと詳しくなりたいものですね。